マグニフィカ・ESAM03110Sのレビュー!
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私はこのデロンギ製のマグニフィカ・ESAM03110S(シルバー)でコーヒーを淹れて2年以上が経ちます。
このエスプレッソマシンを購入してからというものインスタントコーヒーは全く飲まなくなりました。
購入前は4~5万円もする高価な機械を買うことに抵抗があり悩みました。
しかし両親もコーヒー好きということもあり普段はインスタントコーヒーやドリップコーヒーでしたが、家で美味しいエスプレッソが簡単に飲めちゃうという点に魅力を感じ購入しました。
両親も簡単で美味しいと喜んでくれて買ってよかったと思っています。
長期的に見てスタバやコメダなどのお店で飲むより断然コスパが良いので長く愛飲して元を取りたいと思っています(´∇`)
ESAM03110の仕様・機能について
<カラー>
シルバー・・・ESAM03110S
ブラック・・・ESAM03110B
<サイズや重さ>
幅:28cm
奥行:42.5cm
高さ:36.5cm
重さ:10.5kg
<消費電力>
1450W
一般的な家電と同じです。
オートオフ機能があり初期設定では2時間使わないと自動で電源がOFFになります。
また節電機能もありONにすると待機中(使用していない時)の余熱を行わないので省エネです。
しかしコーヒーを淹れる時に予熱のため抽出開始まで数分待つことがあります。
<電圧/周波数>
100V
50/60Hz
<ポンプ圧>
15気圧
抽出時は9気圧の圧力をかけて抽出するのでクレマが出来ます。
※クレマとは茶褐色の泡の層で二酸化炭素(ガス)のこと
<水タンク容量>
最大1.8L
<グラインダー(自動で豆を挽く機械)>
コーン式(コニカル式)
円錐型の歯車のようなものでコーヒー豆をすり潰すように粉にします。
低速回転のため摩擦熱が発生しにくい特徴があります。
その結果香りが飛びにくく、挽いた豆の均一性も高く雑味が少ないです。
<豆量設定>
7~11g(1杯抽出時)
11~14g(2杯抽出時)
コーヒー豆からエスプレッソを抽出する場合に調整つまみをいじります。
<コーヒー抽出量>
20ml~180ml(1杯抽出時)
40ml~360ml(2杯抽出時)
コーヒー豆およびコーヒー粉からエスプレッソを抽出する場合に調整つまみをいじります。
30mlの抽出がエスプレッソで、120mlでレギュラーコーヒー(ロングコーヒー)という目安です。
<カス受け容量>
14回分(1杯抽出時)
10回分(2杯抽出時)
コーヒー豆・粉のカスを受けるトレイです。
満杯になると赤いランプが点くので捨てる目安です。
1日の終わりには満杯でなくても捨てるようにしています。
<スチーム管フロッサー(蒸気とお湯が出る)>
スチームボタンを押して蒸気を出してスチームミルクやフォームドミルクが作れます。
ミルクピッチャー(ミルクジャグ)は別売りなのでカプチーノなどを飲みたい場合は用意しておきましょう。
お湯も出るので薄めてアメリカーノを作ったりもできます。
ESAM03110の良い点
クレマのあるエスプレッソがタンピング不要で簡単に飲めること
マグニフィカESAM03110S/Bは全自動のエスプレッソマシンです。
全自動とはなにかというと、水量・豆量の調整、豆を挽く、コーヒー抽出、カス捨て、洗浄までの工程をボタン1つで行ってくれます。
そのため何も難しいことはなく簡単にクレマのあるエスプレッソを淹れることができます。
全自動ではないエスプレッソマシン、例えばデロンギのセミオート式のEC152Jなどのマシンはタンピング(コーヒー粉をフィルターに詰める)という工程を手動で行う必要がありクレマの立つエスプレッソを作るのには少しテクニックが必要になります。
それがこの全自動のマグニフィカならボタン1つで簡単にできてしまうというわけです。
ESAM03110のマイナスな点
カス受けを取り出すのが少し面倒なところ
抽出を終えたコーヒーの粉は「カス受け」に溜まります。
ESAM03110の仕様では14回分のカスを溜めておけるのですが満杯もしくは1日の終わりに捨てる必要があります。
その際にマシンのフロントドアを開けてトレイを手前に引いてカス受けを取り出す手順となります。
この点が「少しめんどくさいな~」、「外側にあって簡単に捨てれればいいのに」と思います。
豆を挽くグラインダーの音が大きい
コーヒー豆を入れてボタンポチすると豆を挽いて抽出してくれるのですがその際の豆を挽く音が大きい。
電動式グラインダーは使ったことがないのでESAM03110のグラインダーの音が大きいのかどうかは比較はできませんがウチの猫が目をまん丸くして「ニャンだ?」と驚くレベルですw
それからコーヒーを抽出する時の動作音は私はまあこんなもんかという感じですが、人によってはそれも大きいと感じると思います。(グラインダーの音 > 抽出音)
Q&A
Q:どんなコーヒー豆でも使える?
A:フレーバーコーヒー豆(バニラやキャラメルなど香りづけした豆)でなければどんなコーヒー豆でも使えます。(フレーバーはマシンの故障の原因になる)
おすすめはエスプレッソ用として売られている豆やハイロースト・シティロースト(中煎り)やフルシティロースト(中深煎り)のコーヒー豆がよいです。
(エスプレッソ用でなくてもOKです)
Q:エスプレッソの作り方は?
(極)細挽きのコーヒー粉もしくはエスプレッソ用のコーヒー豆(中~中深煎り)を入れコーヒー抽出量調節つまみを30mlに合わせて抽出できます。
美味しいエスプレッソを淹れる条件は以下の4項目です。
・9気圧
・90℃
・20秒の抽出時間
・30mlを抽出する
マグニフィカESAM03110S/Bの仕様は抽出は9気圧であり、コーヒー抽出量調節つまみで30mlに調節できます。
お湯の温度は初期段階ではレベル2(レベル4が温度高い:最大)になっているのでコントロールパネルから調整してみるといいかと思います。
Q:コーヒー粉は使える?
A:コーヒー粉を使ってエスプレッソやレギュラーコーヒーを淹れることができます。
エスプレッソ(30ml)を淹れる場合は極細挽きか細挽きが適しています。
エスプレッソは抽出時間が20秒と短めなので抽出しやすい細かい粉(パウダー状)が良いためです。
またレギュラーコーヒー(120ml)の場合は中細挽き~中挽きと取扱説明書に記載があります。
マグニフィカ(ESAM03110)はエスプレッソマシンなので9気圧の圧力をかけ抽出するためドリップコーヒー(圧力なし)とは異なります。
なのでESAM03110の場合はエスプレッソ(9気圧抽出)をより長く抽出した濃度を薄めたコーヒーがレギュラーコーヒーという定義です。
Q:レギュラーコーヒーは作れる?
コーヒー抽出量調整つまみを120mlに設定して抽出できます。
120mlじゃなくても80mlにするなど湯量はお好みに合わせて調整してください。
Q:お湯は出るの?温度は?
スチーム管フロッサーから出すことができます。
スチームボタンを押す必要はなくつまみをひねると出ます。
温度はややぬるめです。熱い!とは感じない適度な温度です。
Q:アメリカーノは作れる?
アメリカーノを作る場合はコーヒー抽出量調整つまみを30mlに設定して抽出したものを、お湯80mlで割ることで作れます。(30mlのエスプレッソを薄めたもの)
お湯はスチーム管のフロッサーから出せます。
フロッサーは手動で80ml出して薄めるということになります。
Q:スチームミルク・フォームミルクは作れる?(蒸気で温めた・泡立てた牛乳)
スチーム管フロッサーを操作して牛乳を蒸気で温めることができます。(自動ではありません)
別売りのミルクジャグ(ミルクピッチャー)を用意し取扱説明書通りの手順で行えます。
牛乳は65℃を超えると風味が変わってしまうようなのでサッと仕上げましょう。
温度計もしくは温度機能付きピッチャーを使うとよいです。
Q:カプチーノなどミルク系のコーヒーは作れる?
エスプレッソ(30ml)を抽出しそれに120~150mlのスチームミルク・フォームミルクを入れることで作れます。
スチームミルク・フォームミルクは全自動ではありません。
ミルク作りはスチーム管フロッサーを操作して手動で温める・泡立てる必要があります。
Q:アイスコーヒーは作れる?
耐熱グラス/マグに氷を入れておきレギュラーコーヒーを淹れる感じでマシンから抽出することで作れます。
マシンから直接冷たいコーヒーを抽出することはできません。
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